アスリートの栄養学

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アスリートなら毎日食べたい鶏胸肉【イミダゾールジペプチド】

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アスリートであれば毎日食べたいのが鶏胸肉だ。身体をつくる重要なたんぱく質であるだけでなく、イミダゾールジペプチドには脳の疲労原因である活性酸素を抑える効果もある。1日に1枚がおすすめだ。

 

鶏胸肉に豊富に含まれる「イミダゾールジペプチド」とは?

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ペプチドとは、アミノ酸が結合してできた化合物。イミダゾールジペプチドは、体内に入ると、消化されて小腸から吸収され、血液中や肝臓でビスチジンとβアラニンという2種類のアミノ酸に分解される。

これらは単独では抗酸化力はないが、脳の組織に運ばれると、酵素の働きによりイミダペプチドに再合成され、抗酸化力を発揮する。

 

活性酸素を撃退し、自律神経を守る

 

イミダペプチドは、脳で作用するのが特徴である。脳の疲労原因である活性酸素を抑える。

運動を日常的に行なっているアスリートは、活性酸素は絶えず発生し、脳の自律神経の中枢を攻撃するが、イミダペプチドはそこにとどまり、活性酸素を常時消去する持続性がある。

 

※イミダゾールジペプチドに関してはこちら

渡り鳥や、泳ぎ続ける魚の肉は疲れない。「イミダゾールジペプチド」とは? - アスリートの栄養学

 

抗酸化作用ではポリフェノールが有名だが、体内にとどまり持続的に力を発揮するという点でイミダゾールジペプチドは優れている。

 

毎日1枚とるために鶏ハムがおすすめ

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前述のように、鶏胸肉はアスリートであれば身体づくりのために毎日1枚ほど摂取するのがおすすめだ。

 

コンビニなどでサラダチキンとしても売られているが、できれば自分で作ることで安くおいしく食べることができる。

 

▼鶏ハムの材料

・鶏胸肉1枚(200〜300g)

・砂糖と塩(3gずつ)

▼鶏ハムの作り方

1. 鶏胸肉は皮を取り除く。肉の繊維を取り除き、下味をつけるためにフォークでたくさん穴をあける。

2. 砂糖→塩の順でまんべんなくまぶし、よくもむ。水を30mlポリ袋に入れて、いっしょによく揉む。

3. そのまま1時間以上冷蔵庫で寝かせる。(一晩寝かせてもよい)

4. 室温で30分ほど戻し、水分を拭き取って耐熱のポリ袋に入れるか、ラップで包む。

5. 厚手の鍋か土鍋に水といっしょに入れて、沸騰させて弱火で5分加熱する。

6. 蓋をして自然に覚ましたところで完成。

 

冷蔵庫に入れて保存しましょう。

作り置きも可能で、手軽に鶏胸肉を摂取できます。

継続して摂取することで効果が期待できます。