アスリートの栄養学

すべての向上心ある人のために

筋トレでつけた筋肉は本当に「使えない」のか?スポーツ動作に「使える筋肉」をつけるには?

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競技スポーツのためにウエイトトレーニングに熱心に取り組んでいる選手、また筋トレ愛好家にも必読の書がこちらだ。

 

 

 一昔前までは、ウエイトトレーニングで筋肉を大きくしてもスポーツの役に立たないし、それどころか逆にマイナスになるという考えが主流の時代もあった。

しかし近年ではウエイトトレーニングの重要性が認識され、各競技の選手の身体つきや競技レベルも上がってきています。

ウエイトトレーニングなしではトップレベルで活躍するのは困難でしょう。

しかし、現在でもやはり「使えない筋肉」という考えも確かに存在するのです。

 スポーツ動作とウエイトトレーニング

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いくら重量の大きなバーベルがあげれるようになっても、競技で活かされなければ何の意味もない自己満足だ。

筋トレに熱心に取り組んだ結果、体が重くなり、スポーツでの動きが悪くなってしまったという経験のあるアスリートも少なくないのではないだろうか。

 

「使えない筋肉」「見せかけの筋肉」という表現がよくつかわれます。

筋肉が大きく発達し、見た目には筋肉隆々で強そうだけれど、スポーツ操作ではそれほど大きな力を発揮できていない人のこと指します。

たしかに、ウエイトトレーニングに取り組むことによってスポーツ動作が下手になる恐れはあるが、それを回避して、強くかつ競技性に合った筋肉をつけることも可能です。

また、筋肉の大きさや重さがスポーツ動作においてマイナスの可能性になることはあるが、そう簡単には邪魔になるほど筋肉は大きくならないということも理解しておきましょう。

身体動作のしくみを理解して競技にあったトレーニングを行う

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スプリンターとマラソンランナーの体型が違うように、競技や種目によって理想の筋肉のつけ方は異なります。

筋肉には質量をともなうため、身体を動かすエンジンであると同時に「重荷」ともなります。よって、筋肉が大きいほど競技パフォーマンスが上がるとは言えず、競技種目やプレースタイルによって理想の体型があるのです。

 

 

 使える筋肉を手に入れるためには

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筋肥大を目的とするウエイトトレーニングと、スキルアップを目的とするスキルトレーニングを組み合わせて行うことで、使える強い筋肉をつくることは可能です。

また、「使えない筋肉」という表現がなされるが、使える筋肉・使えない筋肉 理論編―筋トレでつけた筋肉は本当に「使えない」のか?によれば、「使えない筋肉」ではなく、「筋肉を使えてない」というのです。

筋肉の力発揮能力は、筋肉のサイズアップにより向上する。そして、力が強くなることで動かせる速度も上がる。ウエイトトレーニングにより筋肥大すれば、それだけ筋肉のエンジンとしての能力は向上しているのだということ。

その筋肉をうまく使える、使えないというのは筋肉自体の問題ではなく、筋肉を動かす神経制御のうまさの問題なのです。

「使えない筋肉」であれば、スポーツの役には立たないけれど「筋肉を使えない」のであれば、そのためのトレーニングを行えばパフォーマンスをアップすることができます。

筋肉の発達したトップアスリートたちはそれができているということなのです。

 

 筋力を高めるだけでなく競技に活かしたいというアスリートにお勧めの一冊です。