タマネギやネギは、豚肉と合わせて食べる【アリシン・ビタミンB1】
タマネギは、アリシンやケルセチンをはじめ何種類ものイオウ化合物が含まれ、免疫機能の向上、アンチエイジングに効果を発揮します。
また、ネギにもアリシンやネギ特有のファイトケミカルであるネギオールが含まれ、優れた抗菌作用があります。血行を促進し、体温を上昇させる効果もあります。
アリシンが豚肉のパワーを効果的に引き出す
タマネギやネギに含まれるアリシンには、コレラ菌にも効力を発揮するほどの強い殺菌作用があります。
さらに注目すべきは、アリシンの持つビタミンB1の吸収促進作用です。
※このアリシンの力については、こちらのニンニクに関する記事でも紹介しています。
ビタミンB1は、エネルギーを生み出すために重要なビタミンで、不足すると疲れやすくなり、免疫力が損なわれます。
このビタミンB1は、通常では消化吸収されにくいのですが、アリシンと結合することでアリアチミンとなり吸収率が高まり、血中にも長く留まり身体全体に働きかけてくれます。
ビタミンB1たっぷりの豚肉とアリシンの豊富なタマネギやネギを一緒に取ることでビタミンB1が効率的に摂取できるのです。
タマネギのおすすめの調理法
タマネギと豚肉の代表といえば、生姜焼きや豚キムチですね。アスリートにも嬉しいおすすめの疲労回復食です。
▼タマネギやネギを調理する際のポイント
・切った後15分放置する
・水にさらさない
アリシンは、加熱すると壊れてしまう性質がありますが、切ってから室温で15分ほど放置すると防ぐことができます。生で食べる場合でも15分ほど空気にさらしておくとアリシン効果もアップします。
また、水にさらすとアリシンや水溶性のビタミンCなどの成分が流れてしまうのでできるだけ避けましょう。
▼タマネギについて関連記事はこちら
タマネギには食べる以外にも意外な活用法があります。参考にしてみてください。