肉は「牛・豚・鶏」をまんべんなく食べる【牛肉と豚肉と鶏肉の栄養価】
肉類は、高タンパクでアスリートに必要な必須アミノ酸を含み、免疫細胞の合成にも欠かせない。
中でも豚肉のビタミンB1含有量は食品の中でもトップクラス。
肉にはそれぞれ異なるアミノ酸を持っているため、いろいろな種類の肉を意識して食べることだ。
多種類の肉をまんべんなく食べる
肉のタンパク質には、人の体内でつくることのできない必須アミノ酸が含まれる。
食べすぎが気になるから、ダイエット中だからといって肉を避けるのはおすすめできません。
・鉄分を多く取りたいときは「牛肉」
(貧血の予防改善)
・ビタミンB1を多く取りたいときは「豚肉」(疲労回復に)
・ビタミンAを多く取りたいときは「鶏肉」(感染症予防に)
それぞれ、たんぱく質のかたまりですが栄養価はかなり違います。
鶏肉(ビタミンA・疲労回復や感染症予防に)
イミダゾールペプチドは抗酸化作用とともに、細胞機能の低下を防ぎます。とくに胸肉に多く含まれています。
レチノールは動物性たんぱく質の中のビタミンAを指します。皮膚や喉・鼻の粘膜等を保護し、感染症の防止にも。目の網膜成分にもなり、暗所でも目が順応する働きにも役立ちます。
ビタミンAは、牛や豚の10倍と言われます。
▼こちらも参加にしましょう
豚肉(ビタミンB1・疲労回復に)
豚肉に含まれるビタミンB1は、糖質の代謝に重要な成分です。食肉の中でも豚肉はビタミンB1含有量が突出しています。
ビタミンB1が不足していると糖質の代謝が不完全となり、乳酸が発生し、疲労や筋肉痛につながります。
夏バテ防止にも最適な肉です。
牛肉(鉄分・貧血予防に)
ビタミンB2や鉄分が多く含まれ、体を温める作用が強い。
脂肪代謝に不可欠なカルニチンも多く含まれています。中性脂肪や脂肪酸など体内の余分な脂肪分解を促し、エネルギーに転換します。
穀類に不足しているアミノ酸(リジンなど)を多く含むため、主菜として牛肉を組み合わせると、主食に含まれるタンパク質の利用効率がより高まります。
ネバネバといっしょに摂ると吸収促進される
ネバネバとした食材に多く含まれる「ムチン」という物質はタンパク質を分解し、体内への吸収を促進する効果があります。
肉類はサトイモやレンコン、オクラなどと一緒に食べましょう。