ニンニクは、切る!すりおろす!潰す!疲労回復や滋養強壮に【アリシンの力】
ニンニクのパワーの源は、何種類ものイオウ化合物です。これが体内で「アリシン」などに変化し、ガン予防や血行促進につながります。
ニンニクに含まれるビタミンB1と結合して、アリチアミンに変わり、疲労回復や滋養強壮効果を発揮します。
また、アレルギーを緩和するビタミンB6も豊富です。
ニンニクは細胞を壊わすことで有効成分が生まれる
ニンニクの臭いのもとであるイオウ化合物は、優れた抗酸化作用を持つファイトケミカルの仲間です。
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その一つである「アイリン」が酵素などの働きによって「アリシン」に変化して、ビタミンB1やB6に働きかけ、免疫機能を維持します。
さらに、スコルニジンという成分を生み出して代謝を高め、身体をぽかぽかと温めてくれます。
ただし、これらの成分はニンニクの細胞を壊さなければ生まれません。そのため、そのまま鍋に放り込むのではなく、調理の段階でニンニクを細かく刻んだり、擦ったり、潰したりしましょう。
さらに、口の臭いを気にしなくてもいいときにはよく噛んで食べることをおすすめします。壊れた細胞からイオウ化合物が出て、酵素などと反応して様々な成分に変化してくれるため、病気になりにくい身体づくりに役立ちます。
ニンニクのおすすめの調理法
ニンニクの調理や食事のポイントは
・疲労回復には加熱調理する
・豚肉、大豆と一緒に食べる
・すりおろしてから10〜15分おく
上記のスコルニジンは、アリシンが熱で分解されることによって生まれます。スコルニジンの抗酸化力はとても強く、身体を若返らせ、新陳代謝を高めて疲労回復につながります。
アリシンはビタミンB1の吸収を高める作用があるので、ビタミンB1を多く含む豚肉や大豆と食べるのがおすすめ。皮膚や粘膜を強化してくれます。
つぶしたり、すりおろしたニンニクは10〜15分おいてから使うと、酵素が十分に働いてアリシンを多く摂ることができます。
以上のように滋養強壮や疲労回復に効果の高いニンニクですが、多食すると胃の粘膜を荒らしたり、眼を傷めることもありますので、注意が必要です。あくまで、料理のワンポイントとして使用しましょう。