疲労回復や持久力の向上は本当か?「コンプレッションウェア」の効果。
NBAの選手が肘につけるサポーターから、マラソンランナーが履いている膝下までの靴下まで、近年のアスリートは「コンプレッションウェア」を多用しています。
コンプレッションウェアの普及
コンプレッションウェアが普及し始めたのは、1980年代です。
当時宣伝されていた効果は以下の通り、
・冷却効果
・吸水性
・着心地の良さ
・保護効果
などでした。
一方で、最新のコンプレッションウェアが謳っているのは、
腕や足を引き締めることで血流に影響を与え、同時に筋肉への振動を抑え、持久力アップやパワーアップ、疲労回復に効果がある。
という点です。
コンプレッションウェアの起源
コンプレッションウェアの起源は、血液凝固と循環障害の治療のために何十年にも渡り使用されてきた医療用のレギンスです。
これは、「段階的な」圧迫作用、つまり、心臓から遠く離れた部位である足を締め付けることにより、血液凝固を減らし、心臓に血液を戻す速度を上げるという考えに基づいています。
圧迫がアスリートにもたらすメリット
コンプレッションウェアによる圧迫がアスリートにもたらす明確なメリットは、
不慣れな激しい運動をした場合に現れる「遅発性筋肉痛(DOMS)」と呼ばれる筋肉痛からの迅速な回復です。
患部である筋肉のまわりに圧迫帯を身につけることで、腫れを管理しやすくし、血流を向上させ、細胞から速やかに疲労物質を取り除くと考えられています。
瞬発系の動作パフォーマンスの向上はあるのか?
上記のように、疲労回復効果は期待できますが、コンプレッションウェアが短距離などの瞬発系の動作のパフォーマンスを向上させるかどうかについては意見が分かれます。
パフォーマンスアップの実験結果もありますが、個々の選手によって結果はばらつきがあります。パフォーマンスがアップした論拠としては、コンプレッションウェアによって部位が安定し、不要な筋肉の振動が減るという仮説です。
コンプレッションウェアが、持久系のランナーや自転車選手の持久力を向上させる理由としては、「ふくらはぎの筋肉ポンプ」補助効果です。
ふくらはぎの筋肉ポンプは、ふくらはぎを踏み出したりペダルをこいだりするたびに心臓に血液を送り返す働きをします。ふくらはぎを覆うコンプレッションソックスは、このポンプ機能を強化し、筋肉に効率よく酸素を送り込むと考えられています。
心理的な要素も関わってくる
コンプレッションウェアに関しては、着け心地など、個人的にプレーに支障がないかどうかという面がパフォーマンスを左右することもあります。
効果があるからといって、不快なまま着用すれば、パフォーマンスは下がるでしょう。
さまざまな比較実験が行われていますが、興味深いのは、ランニング効率を向上させた被験者は、実験前のアンケートで、コンプレッションウェアをはくことでパフォーマンスを向上できると予想していたことです。
コンプレッションウェアに良い印象を持ち、身に着けることが好きなのであれば、実際にパフォーマンスが上がる可能性があります。ただし、その効果は個人によってさまざまなのです。
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