アスリートに話題の健康法「トマトローディング」とは?
肉体疲労を助ける「アミノ酸」「クエン酸」に、抗酸化物質の「リコピン」。
肉体を酷使するアスリートにとって、嬉しい成分がぎゅっと凝縮されている健康野菜がトマトです。
そこで、今注目を集めているのが、トマトを食べて活性酸素を抑制し、運動機能を高める食事法「トマトローディング」です。
活性酸素とは?
トマトにより抑制される「活性酸素」とは、排気ガス、喫煙、ストレスなどによって体内で発生する有害物質です。
人間は酸素がないと生きていけませんが、呼吸することで、日々細胞を酸化させてしまっているのです。
その活性酸素は、動脈硬化や糖尿病などの引き金になるといわれ、特にマラソンなどの耐久スポーツでは、活性酸素を増やすリスクは高くなります。
そのため、酸化ストレスから身体を守る抗酸化物質「リコピン」を利用した「トマトローディング」に注目が集まっているのです。
「トマトローディング」とは?
トマトローディングは、トマトを継続的にとることで、体内にリコピンをローディングするという食事法です。
スポーツ後の食事はもちろん、最近ではマラソン大会に給食物にトマトが配られることもあります。
また、マラソンをはじめとする屋外のスポーツは、紫外線によるダメージも心配になりますが、トマトには、日焼けダメージを軽減し、肌をキレイに保つ効果も期待できるといわれます。
トマトは、95%が水分です。マラソンに限らず、その他のスポーツや屋外での労働をするときの水分補給としても役立ちます。
また、トマトの健康成分「リコピン」を効率的にとるには、生のトマトよりもジュースなどに加工してあるほうが2~3倍吸収率はよくなります。
※参考文献
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