パフォーマンスを上げるために「絶対に寝てはいけない時間」とは?
一日の中で、もっとも活動的で体が動く時間帯はいつでしょうか?
清々しい朝の時間や日中の時間帯と思われがちですが、実際は、19~21時が最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯であるといわています。
スポーツの世界でも、この時間帯に新記録が出やすいというデータがあります。
世界陸上なども100メートル走の決勝などは夜に設定されていることが多いですね。
水泳の北島康介選手も昼間のレース後
「夜だったらもっといい記録が出ます。」
と発言されていました。
「睡眠禁止帯」とは?
人間の体は、しっかりと体温が下がっていなければ、心地よい眠りにつくことはできないようになっています。
先に述べた、19~21時は深部体温がもっとも高くなっています。
ですので、この時間帯は「睡眠禁止帯」とも呼ばれているのです。
人は寝る3~4時間前がもっとも活動的に動ける時間。逆にいえば、眠りたくても眠れない時間帯であるともいわれてます。
もし、次の日に早く起きなければいけないからといっても、この時間には焦って布団に入ることのないようにしましょう。
「睡眠禁止帯」の理想の過ごし方
眠るのに適していない19~21時の「睡眠禁止帯」ですが、逆に、この時間帯に軽い運動をしておくと、血行が促進されて体温が上がるため、その後の体温低下がスムーズになり快適な睡眠の助けとなります。
眠いからといって、帰宅後にすぐ寝ようとすることはやめましょう。頭は眠くても、身体は元気なため、眠りたくても眠れずストレスの原因となります。
・体温が最も高くなる19~21時は寝ない。
・睡眠禁止帯には、適度な運動で体温を上げる。
これだけで、睡眠の質はグッと高まるのです。
寝室は寝るための場所に
睡眠の質を高めるためには、できるだけ「寝室は寝るための場所」と体に覚えさせておくことが大切です。
【理想的な睡眠のために寝室に持ち込んではいけないもの】
— アスリートの栄養学 (@athlete_health) 2017年1月18日
1. テレビ
2. パソコン
3. スマホ、携帯電話
4. 食べもの
「寝室=寝るための場所」と体に覚えさせることが睡眠の質を高めます。どうしても徹底できない場合は、できるだけ手の届かない範囲に置きましょう。
寝室で、だらだらとテレビを見たり、食べながら眠りにつくと、睡眠の質はガクッと落ちてしまいます。
もちろん、完全に寝るための部屋をつくることは難しいかもしれませんが、やはり毎日スマホ片手に眠る人と、布団に入ってすぐ眠りにつく人とでは、パフォーマンスに差は出てきます。
できる限り習慣づけるよう意識しましょう。