「音楽」がトレーニングや競技中にもたらす運動効果【筋トレ×音楽】
音楽はパフォーマンスに影響する。
ランニングや筋トレの最中に、音楽を聴く人も少なくありませんね。
「音楽がパフォーマンスに影響する」というのは、なんとなく予想がつくかもしれません。
2009年にイギリスのジョンムーア大学で研究がなされています。
被験者に音楽を聴かせながらエアロバイクをこがせ、気付かれないように音楽の速度を10%上げ下げして、その影響を観察する。
というもの。
結果は、予想通り、被験者がペダルをこぐ速度は、音楽に合わせて上下しました。
このことから、音楽そのものがパフォーマンスに与える影響が大きいことがわかります。
積極的に音楽を取り入れよう。
音楽がパフォーマンスを向上させる理由としては、「人が感知できる情報には限界があるため」という説がもっとも有力です。
聴覚や視覚に意識がいくと、そのぶん筋肉から送られる苦痛という信号に鈍感になるのです。
近年では、テンポの速い曲は苦痛を紛らわせるだけでなく、音楽を聴くことで疲労感を和らげ、楽しみながら運動を続けられるということがわかっています。
しかし「音楽で気がまぎれる」というだけでは、音楽の社会心理的な要素を説明できないという主張もあります。
「曲のリズム・力強さ・文化的要素・外的な関連性」が聴き手の反応に影響する4大要素と言われます。
どのような曲または速度が、運動に普遍的な効果をもたらすのかまではわかっていませんが、自分の好みに合わせて曲リストをつくるべきだと考えています。
▼参考におすすめ
※筋トレのためだけにつくった13曲のオリジナル音源がダウンロードできます。
有酸素運動のマシンを利用する際は、テンポの速い曲をかけ、ウエイトトレーニングでは気合いの入る曲を流すなど、かける音楽は区別したほうが良いです。
いろんな運動をしながら、曲の違いで気持ちがどう変わるのか、パフォーマンスにどう影響するのか注意して観察してみましょう。自分に合った方法が見つかるかもしれません。